クラウド

建設労働組合管理 クラウド導入が加速中!クラウドシステムの導入メリットとは?

建設労働組合システムのサーバーの運用、管理はできていますか? サーバーの正常稼働確認、バックアップ確認、セキュリティパッチ適用、障害対応などの業務が多々ありますが、なかなか対応できていないのが現状ではないでしょうか。大切な組合員さんの情報が入っているサーバーを継続的に安心・安全・安定稼働させるには、かなりの労力が必要となります。このようなサーバーの運用、管理が不要な建設労働組合システム「クラウド」の導入メリットについて解説いたします。

建設労働組合システムのサーバーの導入形態

建設労働組合システムを導入する場合、大切な組合員さんの情報をサーバー上に保管し、運用する事になります。導入形態は一般的に大きく分けて2種類の方法があります。
一つ目は、「オンプレミス」です。組合様の建物内に設置したサーバーにデータを保管し、システムを運用します。
二つ目は、「クラウド」です。インターネットに接続されたサーバーを間借りし、データを保管します。
数年前までは、オンプレミスでの導入がほとんどでしたが、クラウドデータセンターのセキュリティが向上した事やクラウドに対する認知度が上がったことにより、クラウドを選ばれる組合様が多くなって参りました。

それぞれのメリット、デメリットについてもう少し詳しく説明いたします。

「オンプレミス」のメリット・デメリット

オンプレミスのメリット・デメリットは、主に以下の通りです。

【メリット】

  • サーバーに直接LANを接続する為、通信スピードが速い
  • 外部の環境と遮断してオフラインでの利用が可能
  • システムのカスタマイズが可能
  • 組合様の建物内にデータが保管されているから安心できる

【デメリット】

  • システム以外にサーバーやネットワーク機器を購入するため、初期構築コストが高い
  • サーバーやネットワーク機器は5年程度でリプレイス及びデータ移行が必要
  • 定期的にサーバー運用時の保守・点検及びサーバーのカスタマイズが必要
  • サーバートラブルが発生した場合は、組合様で対応する必要がある
  • サーバーをデータセンターに外部委託した場合、初期費用及びランニングコストが必要
  • 複数拠点ある場合は、VPN等のネットワークを構築する為、初期費用及びランニングコストが必要
  • オフラインで利用する場合は、メーカーからのサポートが困難となる

オンプレミスの特徴は、サーバーやネットワーク機器、システムなど、全てが組合様の中に存在している事です。外部と遮断してオフライン(インターネット未接続)状態でシステムを利用するのであれば、サイバー攻撃や情報漏洩などの脅威に対するセキュリティはさらに高くなります。

しかし、オンプレミスで安全にシステムを運用する為には、サーバーの正常稼働確認、バックアップ確認、セキュリティパッチ適用などの作業を組合様自身で行う必要があり、そこまで対応できている組合様は少ない様です。

「クラウド」のメリット・デメリット

日本では、2011年の東日本大震災にて、データ損失によって事業継続に支障をきたした企業が多く存在したことから、BCPの一環として、クラウドの普及が加速しました。また、クラウドデータセンターのセキュリティが向上した事やクラウドに対する認知度が上がったことにより、近年クラウドを選ぶ組合様が増えています。

一般的なクラウドのメリット・デメリットについて説明いたします。

【メリット】

  • サーバーの運用、管理が不要
  • サーバートラブルが発生してもメーカー側が対応してくれる
  • BCP対策に効果的
  • 本部と支部の連携に別費用が発生しない
  • サーバー及びシステムを購入しない為、オンプレミスの導入時に比べ初期費用が低額になる
  • 情報漏えい等に対するセキュリティが高い

【デメリット】

  • サーバーとの通信速度はインターネット環境に依存する
  • インターネット未接続状態で利用できない
  • システムのカスタマイズに制限がある

クラウドはインターネット上に構築されたサーバー環境である事に加え、組合様の外にデータを置く事になるため、オンプレミスのよりもセキュリティが低いのでは?と不安に思うかもしれません。しかし、クラウドの場合は、クラウドデータセンターがセキュリティを限界まで引き上げるように投資をしているため、世界レベルのセキュリティを実現できています。また、複雑に構成されたサーバーのすべてを、アプリケーションに影響させることなく最新のセキュリティが適用された状態に保つことができています。オンプレミスで同じようにセキュリティ投資を行おうとした場合、かなりのコストが必要となるため、クラウドのセキュリティはオンプレミスより低いどころかむしろ高いと考えられます。

しかし、独自性の高い業務が多く存在する組合様にとって、クラウドのデメリットに上がっている「カスタマイズに制限がある」ことは、非常に気になる点ではないでしょうか。

建設労働組合システム「クラウド」のポイント

ここで、アイサイトの建設労働組合システムクラウドについて少しご紹介させて頂きます。

【カスタマイズ可能】

一般的にはクラウドのシステムはカスタマイズ制限があったり、できなかったりしますが、アイサイトの建設労働組合システムクラウドはカスタマイズが可能です。そのため、組合様の要望に対して、柔軟に対応する事ができます。

また、セキュリティ対策にも力を入れています。

【更なるセキュリティ強化】

  • サーバーとの通信はSSL暗号化通信でデータ漏洩を防止します
  • MACアドレスを登録することにより利用できるパソコンを制限します
  • 固定グローバルIPアドレスを取得すれば、接続できるインターネット環境を制限します
  • パスワードを数回間違うと、アカウントがロック状態になりアカウント乗っ取りを防止します

建設労働組合システムクラウドのデータは、世界レベルのセキュリティを持ったクラウドデータセンターで管理しています。パソコンからクラウド(サーバー)への通信は「更なるセキュリティ強化」をしていますので安心・安全に利用できます。

まとめ

組合様がクラウドシステムの導入時に心配となるのは、「カスタマイズ」と「セキュリティ」だと思います。弊社の建設労働組合システムクラウドは、それらを解決したシステムになっている為インターネット環境があればデメリットがほぼ無いサービスとなっています。むしろ、サーバーの管理を自分たちで行わなくても良いだけでなく、高い安全性を継続的に確保できていますので安心・安全にご利用いただけます。組合様の情報セキュリティポリシーで、個人情報の取扱がオフライン(インターネット未接続)環境でのみ利用可能になっているのであればクラウド推進は難しいと思いますが、オンライン(インターネット接続)環境での利用が可能であれば、クラウドシステムを是非ご検討ください。皆様のお役に立てる事を心より願っています。

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