管理手法

建設労働組合管理の国保でスッキリ!

 建設国保の加入手続きで煩わしさを感じることはありませんか?なにが煩わしいの?それは提出していただく資料の多さと、確認項目ではないでしょうか。確認項目の大筋では、「加入資格があるのか?」「移籍元の国保組合の脱退は完了しているのか?」から始まり、「扶養家族の加入は?」「扶養家族の構成は?」などでしょうか。そこで、最大のポイントとなる点が「保険料計算」ではないでしょうか。保険料計算の根拠となる情報として、「働き方」「扶養家族の構成情報」「年齢」「資格取得日」と条件は複雑です。

 このような多様な加入情報を登録することで保険料計算を行います。もちろん、加入だけではなく脱退についても同様です。遡及して保険料を還付する場合も資格喪失日を元に還付金計算を行います。必要十分な情報を元に正確でスピーディな運用を実現し、スッキリ管理を実現できるパッケージソフトのご紹介をさせていただきます。

組合国保管理システム 建設国保って

 建設業に携わる人、一人親方さん!
健康で仕事ができることが、社会生活で大切なことです。誰もが健康で働けることを願っていることと思いますが、体調を崩したり怪我をしたり、また最悪の場合重大な事故にあうこともあるでしょう。
(現場での事故の場合は労災となるでしょうから、別の機会に説明します。)
そういう私も体調を崩すと医者に行きます。

   一人親方さんはどうでしょう?

 地域国保に加入する方法もあるでしょう。
一方、建設国民健康保険も選択肢になると思います。組合組織に加入し建設国保にも加入でき、同業のコミュニティーから情報を得ることで、仕事の広がりも期待できるのではないでしょうか?

 例えば、建設国保に加入する場合、前国保組合からの脱退が完了している必要があるでしょう。申請用紙と各種資料(住民票や前国保組合の喪失証明書等)を提出していただきます。
本人はもとより、扶養家族の何人が加入するのか?またいつから加入するのか?となるでしょう。そこで、本人の保険料等と扶養家族の一人当たりの保険料等の金額計算をしたうえで、組合員さんに料金をお伝えします。システムでは、必要な情報を元に保険料計算を行えます。

 そういった建設業従事者を組合員として迎え入れ、建設国保加入の際の手続きを速やかに行えるシステムを次の章でご紹介いたします。

組合国保管理システム 実務とシステム運用

 とはいえ、建設国保の加入に際して組合員さんに提出していただかねばならない資料は盛りだくさんあります。
運用として、それらの申請、添付資料をチェックして加入していただける状態か確認後、晴れて加入手続き完了となります。
※この確認作業が煩わしさの一因なのかもしれませんが、それは一旦置いておきましょう

 組合員さんの情報を登録していただきます。

  1. 個人情報
  2. 国保加入情報(ご家族も加入するのであれば家族の情報)
    生年月日、働き方、住所情報、更に家族構成等
  3. 支払方法(口座引落であれば、口座情報等)

 これらの情報を登録することで、組合員さんに保険料計算を行い、請求を発生させます。
また、組合員さんに対して各種案内の書類送付や、保険料の改定のご案内等の書類を送付出来ます。
そして、先に挙げた保険料計算です。各建設国保組合では様々な保険料体系があり、それに伴い保険料計算も複雑ではありませんか?
まず、働き方でしょうか(法人、従業員、一人親方等)の違いで保険料が違ってきませんか?
そして、ご家族の保険料も同様に対象者の年齢で違ったり、特定人数以上の場合に保険料免除になったり様々なパターンがあったりしませんか?
勿論、ご家族の人数は新加入時以外で増減が発生します。そのたびに保険料の計算を行い、組合員さんに納付していただく保険料をお伝えしなければなりません。
窓口業務として組合員さんがいらっしゃっている状況で、手続きをなるべくスピーディに完結させることが重要ではないでしょうか?

組合国保管理システム  便利なの?

 まず、便利機能としてあげるのが、履歴情報の管理機能をご紹介します。
 履歴とは?

  1. 国保新加入(経過年月)
  2. 扶養家族の資格取得・資格喪失履歴
  3. 保険種別の変更履歴
  4. 住所情報の変更履歴
  5. 引落口座の変更履歴
  6. 国保脱退

 といった個人情報に関わる変更履歴や、異動情報の変更履歴の管理を行うことが出来ます。

 例えば、異動情報としては、家族の増減の変異もそうです。いつ彼家族が増えた、減ったなども履歴として管理できます。
妻が社保加入で扶養から抜けた後、再度加入するなどのケースとしてはよくあることではないでしょうか。そのような情報も蓄積できます。

 次に、個人情報関連でいうと、引っ越しに伴う住所変更でしょうか。転居届を提出していただき登録情報を更新することで、住所変更履歴を管理できます。

 そして、国保の脱退の場合です。
脱退には、本人の脱退と扶養家族の資格喪失、本人脱退に伴う扶養家族の全てが喪失となる全喪があります。

 頻繁に起こりえる異動としては、家族の資格喪失ではないでしょうか。
通常のケースでは事前に「いつ資格を失うか?」情報がある程度想定されると思います。
しかし、資格喪失の申請は時には「過去に遡って資格がありませんでした。」といったケースが発生します。

例えば、
   「去年の4月から社保に加入していました!」
といった感じで数カ月遡って資格がないことが判明します。
当然資格がありませんから保険料の徴収も不要となります。扶養家族からすれば、建設国保料+社保分の2重徴収となっています。
この場合、建設国保の資格を遡って喪失させる必要があります。併せて保険料の還付が必要です。

 では還付金額はいくらでしょう?

弊社の組合国保管理システムでは資格喪失日を元に還付金額の計算を自動で行います。
更に、還付は行わず、未来の保険料に引き当てることも可能です。

 次に、業務において、頻繁に利用する機能で、組合員さんに郵送物を送付することが挙げられます。
方法として、封筒を利用する場合、はがきを利用する場合、またはラベルシールを利用する場合等、送付する内容により送付手法は様々あります。
先に述べたように組合員さんの情報を登録することで大量の組合員さんの情報から特定対象者を抽出し各種方法で印刷が可能です。
更には、住民票の住所とは別の住所に郵送物を送ってほしい!といったニーズにも対応しています。

 例えば、「事業所の住所に送付したい!」でしょうか。
住民票の住所とは別に送付先住所を登録することで、対応できるシステムとなっています。

 システムの機能として「便利」と云うと表現は適切でないかもしれませんが、局員様の業務と運用に柔軟に対応できるシステムいます。

まとめ スッキリ組合国保の運用!」

 OA化に傾倒し始めて数十年たっても、業務を運用するにあたり必要は局員様の確保は重要な要素だと思います。必要十分な局員の人数と運用、システム化における業務の簡略化や運用スキルがポイントではないでしょうか?
当然ですが極端な業務の簡略化は不可能でしょう。先にも述べたようにやるべき内容は盛りだくさんです。しかし、システム化をすることで抑えるべきポイント(例えば間違えてはいけない組合費や保険料の徴収金額の計算)などはシステムが得意とする分野です。
ここを間違えると、結果的に組合員さんにお詫びの連絡やら、追加の徴収、或いは返金手続き等経費や時間が余計に掛かり、手続きに忙殺されかねません。
確認すべきポイントをしっかり確認し、自動化(半自動化)できるところはシステム化し、業務のすみわけを行い

スッキリ組合国保の運用!」

 そんな組合国保管理システムをご提案させていただきます。

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